汎用スキルとは
『汎用スキル』と呼ばれるものは、どんな場面においても共通に使えるスキルのことで、この『汎用スキル』を身につけることにより、効果的に情報を伝えるプレゼンテーション能力やさまざまなことを論理的に考えられる思考能力、人の能力を引き出すマネジメント力など、組織や個人がさらなる成果を上げることを可能にしてくれます。
『汎用スキル』をたとえるならOSをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
ベースとなる汎用スキルがあることで初めてそれに付随して動くアプリケーションが動いていきます。そうすることで専門的名スキルがはじめて生かされ、効果的に活用することができます。
他には、医療分野で考えると、ガンの手術ができる外科医、糖尿病治療の専門家、心臓手術ができる医者などは、世界中どこに行っても需要があるわけですが、医療行為をやるには現地の資格が必要です。そのためには基盤となる、その地の言語などが理解できなくてはいけません。
解決する力と創造する力
しかしこの汎用スキルは、なにも新しい能力、外国語をマスターするなど、今まで苦手意識のあったかたにはすぐに身につけることは容易ではありません。ですが、今からでも少しの心がけで出来る(身につけることができる)事があります。
それは解決する力と創造する力です。
若い世代だけでなく、中高年層の管理職も、戦略的思考やマネジメント力が欠落しているかたが意外と多いということです。自分の頭で考える時間が減ってきてしまっているのではないかということです。今は何か分からないことがあれば、インターネットなどから簡単に情報を検索することができます。自分自身で考える以前に情報を集めることが習慣になっているのです。またその場で調べただけで分かったつもりになり、忘れてもまた調べればいいという風潮も感じられる。これは思考力の低下にもつながりかねません。
また、直接対話する際のコミュニケーション力が低下しているのではないかという懸念を持っています。近しい仲間内はともかく、上下関係やマナーのある中でのコミュニケーション力もあまり育たない可能性が高く感じます。
また会議においても、最初に答えありき、あるいは一方的な伝達の場になっているという状況があるのではないでしょうか。
アイデアを出す会議と、意思決定を行う会議とを明確に分け、前者の場では役職に関係なく、参加メンバーが色々なアイデアをフラットに出せる環境が必要と感じます。しかしその割り切りがないため、メンバーはアイデアもないまま会議に臨み、少数の役職者の意見で意思決定されることになり、ますます自分の頭で考えなくなっていってしまうというループに落ち込むことになります。
今は仕事を通して成長するという機会もどんどん減っていると思います。
その間はきっちりと基礎を身に付け、今携わっている分野でやるべきことをやって、それから成果を出せるものであり、育成のための時間が必要になります。
しかし今は人員の削減と売上の減少とで、人材育成よりも目の前の業務をこなすことが優先され、指導する立場の人間も自分の仕事だけで手一杯という状況です。短期的な視野で社内外での研修費もどんどん削られています。
教育できたとしてもやめていく人材
一方で時間もお金もかけて教育してきた優秀な人間が辞めていってしまうという悩みもよく聞きますが、そういう人は少なくとも会社に感謝して辞めていくパターンが多いと感じます。
会社を恨んで辞めていくことになるよりは、長期的に見れば育って辞めてくれるならよかったじゃないかというぐらいの懐の広い考えで人材に投資をする必要があると思います。
こういう価値観で望めない会社は、目の前のことにこだわり、チャレンジすることに臆病になり、結果として会社としては衰退していく道を進んでいってしまいます。
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